オホーツクの広大な自然の中で、大規模農業を体験。担い手不足などの課題を解決するメンバーを募集しています!

北海道大空町
  • 2023.01.25(水)~ 01.27(金)

開催概要

■ 開催日程
全14日間セットの研修プログラム

◇1回目:2023年1月25日(水)~27日(金) 2泊3日

◇残り11日間を2023年5月以降に2〜3回に分けて実施。
農地を複数回訪れて、季節ごとの農作業を体験できるプログラムです。
日程は参加の確定した方々と調整をして決定致します。

受入れ農家さん
株式会社大地のMEGUMI
オホーツクの雄大な自然の中で、有機栽培・特別栽培にこだわった食べて安心・おいしい野菜を生産・販売している農家さんです。
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研修できること
・機械化された大規模農業の現場を体験できる!
・受入農家さんと直接関わりができる!
・実際の農作業を体験できる!
・大空町の町の人々との交流ができる!
・移住や新規就農の支援について自治体と直接話ができる!

応募条件
60歳未満で、全14日間の研修に参加可能な方。

こんな方に来てほしい!
・担い手不足など農家さんの困りごとの解決に向けて提案やお手伝いの出来る方
・大空町での就農や移住に興味のある方
・大空町の課題解決に繋がるようなビジネスや新規事業をやってみたい方

■ 参加費用
無料。現地までの交通費・宿泊費は全額補助。

※交通費は研修終了後に精算となります。
事前にご自宅から集合場所までの経路を確定し、半券や領収書等の必要書類を提出して頂いた後、口座振り込みにて後日返金精算となります。

■ 応募方法
お申し込みフォームより、必要事項に記入の上、参加の動機やプログラムに期待することなどをコメント欄に添えてご応募ください。

採択された方には、オンライン面談のご案内メールをお送りします。
(プログラムの趣旨や内容と応募者の方とのイメージの擦り合わせを行う目的です。)

後日、面談の選考結果をメールにてご連絡致します。
※個別の選考結果理由についてはお答えしかねます。悪しからずご了承下さいますようお願い致します。

大空町ってどんな町?

北海道網走郡大空町(おおぞらちょう)は、北海道の東部・オホーツク地域に属する人口7,000人弱の町です。

平成18年に女満別(めまんべつ)町と東藻琴(ひがしもこと)村の合併により誕生しました。大空町という町名はオホーツク地域の空の玄関口である女満別空港を擁することに因んでいます。

 

 昭和35年には15,000人以上の方が居住していましたが、令和4年現在の人口は6,811人と半数以下にまで減少しています。近隣のオホーツク地域と同様に農業・酪農・漁業が盛んで、特に就業人口の3分の1以上が従事する農業は町の主幹産業となっています。

 他のオホーツク地域と同様にてん菜・馬鈴薯・麦類の畑作が中心ですが、葉物野菜や玉ねぎなども栽培され、国内最東端の稲作も行われています。

オホーツク地域の畑作は広大な農地と機械化による大規模農業が特色で、生産された農作物は主にグラニュー糖やデンプンなどの加工品として利用されています。


(c)NPO法人オホーツク大空町観光協会 facebook

 町の北部は網走湖に面し、女満別温泉や国の天然記念物・女満別湿生植物群落、メルヘンの丘といった観光スポットが点在します。JR女満別駅や町役場など町の中心機能も北部に集中しています。

中心部から美幌(びほろ)町方面に少し進むと、町名の由来ともなった女満別空港が。車であれば5分程度の距離で、空港からのアクセスはとても便利です。

 町の南部に向けてはなだらかな丘陵地が広がり、一面の小麦畑や広大なひまわり畑といった北海道らしい眺望を楽しめます。南端の藻琴山(もことやま)はカルデラ湖である屈斜路湖の外輪山で、標高1,000mの山頂から見る知床や阿寒の山々、眼下に広がる屈斜路湖は絶景です。


(c)NPO法人オホーツク大空町観光協会 facebook

食の面では東藻琴地区特産の長いもを始めとした地元栽培の野菜類はもちろん、チーズなどの酪農産品、町内で飼育された豚肉や網走湖のしじみも人気です。

オホーツク地域は漁業も盛んなため、カニやホタテなどの豊富な海産物を楽しめることも大きな魅力です。

受入れ農家さんのご紹介:「株式会社大地のMEGUMI」


(c)大地のMEGUMI facebook

今回の受け入れて入れる農家さんは、大空町にある「株式会社大地のMEGUMI」。
循環型農業・環境保全型農業を取り入れた有機栽培中心の生産者で、カボチャやアスパラガスなどを首都圏中心に出荷しています。

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↓の動画では代表取締役の赤石さん、副社長の横井さんへのインタビューを行っていますので、ぜひご覧ください。

▼ 受入れ農家さんの様子は動画でチェック!
若手芸人「かずぴよ(おひるのマーメイド)」が現地取材に行ってきました。

大空町の抱える課題とは?

 オホーツク地域の農業は大規模集約化された機械化農業が中心で、広大な農地と高価な機材を惜しみなく利用した収益率の高い農業だとされています。

魅力的な農業形態に思われますが、近年では労働力や後継者の不足が表面化し、広大な農地を維持するのが難しくなりつつあるのが実情だそうです。

大空町や近隣地域では網走市にある東京農業大学の学生がアルバイトとして労働力を担うのが通例だそうですが、少子高齢化に伴い学生の確保も難しくなることが予想されます。

地域人材だけでなく、農業に興味を持つ首都圏などの都市人材との接点をつくるなど、外部人材活用の可能性を検討する必要がありそうです。

第一回参加者からのコメント

9月からの大空町プログラムに参加をしている方から感想をいただきました。
ご参考にしてください。

● 飲食店経営者

農業を仕事にしたい、興味があるが何から始めれば良いかわからないなど、農業に興味がある方、また農業に関する何かで自分の今出来る事を仕事にしようと考えている方におすすめです。
自治体や農家さんに直接質問ができたり、実際の農地で体験を通して知る事が出来ます。

今回の研修で1番印象に残っている事は野菜を育てるのにも愛情が大切だと言う事。
育て収穫して消費者に届ける。
この過程の中に細かい気配りが沢山感じられました。
実際農家に行って現場を見せてもらわないとわからなかった。
「かぼちゃを1つ一つ収穫するのに赤ちゃんをそっと寝かせるように置いてくださいね。」
この一言に野菜への愛情を感じました。

人と人が関わる事で、新しく関係性が出来ます。知る事は先に進めます。この研修はそんな新しい扉を開いてくれると思いますよ。

● 教師

大地と大空がどこまでも広がる畑で、有機かぼちゃの収穫。人手不足の問題解決をテーマに、初めて訪れた大空町での研修が始まりました。

丁寧にひとつずつ手で収穫すること、素人でもマンパワーになれること、でも長時間作業にはつらいこと。現場を実際に体験するからこその発見もありました。
そして3回目訪れる頃には、大空町は自分に取って「特別な居場所」になっていました。

有機農家さんの社員の皆さん、道庁オホーツク支部や大空町役場の方たちと、イベントや交流会で語り合えたのも大切な時間でした。
いろんな年代のいろんな背景の参加者やスタッフとの出会いからも、たくさんの刺激をもらいました。

2泊3日は仕事のシフトも調整しやすく、また違う季節の農家さんのさまざまな仕事を味わえるのもありがたかったです。

ひとつのご縁が農業を通して生まれること。このご縁を緩やかに広げることが人材不足にも繋がり、離れた場所をつなげることでお互いの学びにつながるように思います。
大好きな町とのこれからのストーリーが楽しみです。


オホーツク農業の現地を訪れ、季節毎の農業を体験できる大変貴重な機会です。
農家さんと密着して関われることで、旅行として訪れるだけでは知ることのできない、現実的な生活を体験できると思います。

大空町に興味のある方、また新たな視点からの課題解決や新規事業の立ち上げに興味のある方など、皆様のご応募をお待ちしています!

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